2025年、学習塾業界のキーワードは「先取り」かもしれない。
最近、教育業界を眺めていると、「先取り」という言葉をよく目にするんだよね。
たとえば――
中学1年生で中学内容すべて修了!
小学生で高校数学に突入!
小1で英検2級合格!
……いや、すごいよね。普通に。
でも、ちょっと待って。
この“先取り”って、一歩間違えると落とし穴なのよね。
憧れるけど、危うい「先取り」
誰よりも先に進んでいる。
できることが増えている。
人と違うスピードで学べている。
そんな状況に、子どもも親も、正直ちょっとワクワクするし、
SNSやチラシで見ると「うちもやらなきゃ」って思うっちゃう気持ちもわかる
でも。
本当に身についてる?
理解しきれてる?
ここが一番大事なんだよね。
よくある話「スカスカ問題」
内容だけはどんどん進んで、外から見れば「すごい!」ってなる。
けど、いざ基礎を問うと……
「え、それ知らなかった」
「なんとなくでやってた」
「できる風だったけど、実は理解してない」
……なんてこと、結構あるんだよねこれが。
見た目の“先取り”が、実は“飛ばし”や“すっ飛ばし”になってる。
学校教材のワークを質問しなくても理解して解けるような状態なら、先取りしてもいいんじゃないかなとは思うけどね。
結果的に先に進んでいた、が理想
仲良くさせてもらってるの武田先生もブログでこう言っています。

「目の前のことを確実に身につけていったら、結果的に先に進んでいた。」
この考え方、めちゃくちゃ大事なのよね。
焦って先に進むよりも、
しっかり理解して、できるようになって、
「気づいたら先に行ってた」っていうのが、
いちばん強い。
「先取り」に飲まれず、「定着」を。
だから塾としても、保護者としても、
“先取り”という言葉に振り回されすぎないようにしたいところなわけです。
本当に学力を伸ばすために大切なのは、
内容が身についていること。
わかって使える状態になっていること。
それが結果としての「先取り」になるなら、最高!
実子には、ここの所を注意して、やる内容等を指示を出していました。提出されているのをみて、いけると思ったら次。そんな感じで先にいっていいかをチェック。毎日きてくれれば、こういうことも可能になるんだよなぁ。チラチラ笑
そう、2025年、塾業界のキーワードは「先取り」かもしれません。
チラシやSNSでは、この言葉が溢れていくかもしれません。
でもワシがが目指したいのは、“ちゃんとした理解”のその先にある、本物の先取り。
これをしっかり守っていきたいと思います。はい。