英検2級。
大きな壁ですよね。実際は準1級と2級の間の壁の方が大きいのですが準2級と2級の間にもそこそこ大きな壁があります。
準2級は中学生でも割と合格しますが、2級に合格する中学生は稀。都会では当たり前になりつつある模様ですが、それは進学校の話。
普通の高校(といっても偏差値60前後レベル)では、あんまり取ってる子は見当たらないですね。
ただ、それが故に、大学受験で総合型選抜や学校型推薦を考えて行くうえで、英検2級取ってれば、学校以外の勉強もしっかりしてたんだね!という証になる英検2級は、とっておいた方がいいのは間違いありません。
まとめるとこんなところです。
ここでは各セクションの対策として、どんなことをすればいいのか、というのを紹介していきたいと思います。
英検2級の概要
- レベル:高校卒業程度(CEFR B1〜B2)
- 対象者:高校生や大学生、社会人が多い
- 評価スキル:読む・聞く・書く・話す(4技能)
- 試験構成
- 一次試験(筆記+リスニング)
- 筆記:語彙・文法・長文読解(75分)
- リスニング:会話文・説明文(約25分)
- 二次試験(面接)
- 個人面接、短文音読+質問応答(約7分)
- 一次試験(筆記+リスニング)
出題範囲と特徴
- 語彙:日常生活+ニュースで出るレベル。大学入試の共通テスト〜MARCHレベルの英単語。
- 文法:高校基礎〜標準レベル。仮定法・関係詞・分詞構文も出題。
- 読解:メール、記事、意見文など。100〜200語程度。
- リスニング:実生活の会話、アナウンス、インタビューなど。
- ライティング:100〜120語程度で意見を述べるエッセイ。
- スピーキング:イラスト描写と意見表明。面接官とやりとり。
合格基準
- 合格スコア:1520点満点中、1322点程度(CSEスコア)
- リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各技能でバランスよく取る必要あり。
- 目安正答率
- 筆記+リスニングで7割前後が目標。
効果的な対策
- 語彙強化
- 英検2級レベル単語帳(「パス単」「ターゲット」など学校指定の2000語レベルの単語帳)を1冊完璧に。
- 長文読解
- 過去問や共通テストの英語で速読+要点把握を練習。
- リスニング
- 過去問を毎日1回聞き、スクリプトを読んでシャドーイング。
- ライティング
- 意見文を書く練習を週1回。理由を2つ入れる構成を意識。
- スピーキング
- 過去問を録音し、解答例と比べて改善。
- イラストを見て即座に描写する練習。
合格までの学習期間(目安)
- 英検準2級合格者 → 約3〜4か月の集中学習で合格可能
- 中学3年生 → 高1の春〜夏に挑戦するのがおすすめ
という感じですね。
さて、それを踏まえて用意しておいて欲しい本を紹介しておきます。
本の紹介
導入編
どんな文法が必要なのか、具体的にどういう問題があり、どう解いていけば良いのか?を知るためには以下の本がよいと思います。
ただし使い方としてはあくまでも導入なので、解くというよりは読むだけ、ですね。演習は過去問メインにしましょう。

語彙編
学校指定の単語帳でもOKですが単語帳を使って覚えるのが苦手ならこれを書いましょう。TOEICという大学でよく使われる英語の試験や就活の時に英語を勉強する時に使うことになるのでもっといたらよいでしょう。

文法編
文法に関しては読むための文法があれば十分です。高校の授業でガッツリやるような文法はほとんど不要です。第1問の4択も文法要素よりも語彙・熟語要素が強くなっています。なので、以下の本でさらっとやっておきましょう。

精読・速読編
丁寧に読む、早く読む。これをマスターするには読み方の型を身につける必要があります。この本の精読パート、速読パートを完全に真似できるまで品詞分解や音読をやりこみましょう。これで音読をきっちりやることで、リスニング対策にもなります。

過去問
なんといっても過去問です。

ある程度の文法、精読、速読をみにつければ、あとは過去問演習をするのみですが、実力のつく正しい直し通りに勉強して、しっかりと実力を養成していって欲しいですね。
英作は以下の動画をみて添削をガンガンやってください。
課題文英作
要約英作
リスニングは毎日10分〜15分過去問のシャドウイングをして、英語の聞き取りを英検に合わせていきましょう。
シャドウイングのポイントは以下です。
面接はリアルの面接練習も大事ですが
を利用して、面接の流れをおさえ、 原稿を作っていきましょう。原稿は以下の要領でかけばOKです。
原稿がすらすらかければ、面接も割とすらすら喋れるようになります。
上記の勉強を準2級合格レベルから4ヶ月ほどやれば2級合格に近づくことができると思います。
解いた過去問は誰かにみてもらって、ちゃんと直せてるかどうかを確認してもらったほうがいいですね!











