英検準2級。
英検2級の前哨戦ともいうべき準2級。2級に合格するためにはさらっと準2級をクリアしないといけません。
中学生でも十分合格することが可能なので中学くらいから準備して受けていってもいいと思います。
ただ、大学受験で総合型選抜や学校型推薦ではあまり役に立つものではありませんが、英語の4技能。
喋る・聞く・読む・書く
の勉強の基本を身につけていくにはよいレベルかもしれません。
英検準2級の概要
- レベル感:高校中級程度(高校1〜2年生相当)
- 目安:CEFR A2〜B1の中間くらい
- 対象:高校生の標準レベル、あるいは中学生で得意な子や社会人の基礎英語力確認にも用いられます。
試験の構成
準2級は 一次試験(筆記+リスニング) と 二次試験(面接) に分かれます。
一次試験
- リーディング(約40分)
- 語彙・文法空所補充
- 長文読解(広告・Eメール・説明文など)
- 内容一致選択
- ライティング(約20分)
- 50〜60語程度のエッセイを書く課題
- 質問に自分の意見と理由を2つ以上書く
- リスニング(約25分)
- 会話の応答選択
- 短文の聞き取り
- 長めの会話や説明の理解
二次試験(面接)
- 個人面接(約5分)
- 内容:
- 短い文章を音読
- 内容に関する質問
- イラスト描写(登場人物の行動を説明)
- 意見を述べる質問(自分の考え+理由)
合格基準
- 各技能(読む・聞く・書く・話す)が 均等に評価される
- スコアはCSEスコアで算出(各技能550点満点、合計2200点満点)
- 合格目安は 合計1322点程度(6割)以上
出題される英語力の特徴
- 語彙:日常生活+学校生活に関する単語(新聞・ニュースの基礎レベルも)
- 文法:高校1〜2年で習う範囲(不定詞・動名詞・関係代名詞・比較・仮定法の入り口)
- リーディング:1〜2ページ程度の長文も出る
- ライティング:意見文(agree/disagree型)
- スピーキング:イラストをもとに「誰が何をしているか」を説明し、自分の意見を述べる
学習の目安時間
- 中学卒業レベル(英検3級程度)から準2級合格までに必要な学習量は 200〜300時間程度
- 特にライティング・スピーキングの練習が重要
という感じですね。
さて、それを踏まえて用意しておいて欲しい本を紹介しておきます。
必要な本の紹介
導入編
どんな文法が必要なのか、具体的にどういう問題があり、どう解いていけば良いのか?を知るためには以下の本がよいと思います。

ただし使い方としてはあくまでも導入なので、解くというよりは読むだけ、ですね。演習は過去問メインにしましょう。
語彙編
学校指定の単語帳でもOKですが単語帳を使って覚えるのが苦手ならこれを書いましょう。1200語程度が目安かなと思います。

文法編
文法に関しては読むための文法があれば十分です。高校の授業でガッツリやるような文法はほとんど不要です。第1問の4択も文法要素よりも語彙・熟語要素が強くなっています。なので、以下の本でさらっとやっておきましょう。

精読・速読編
丁寧に読む、早く読む。これをマスターするには読み方の型を身につける必要があります。この本の精読パート、速読パートを完全に真似できるまで品詞分解や音読をやりこみましょう。これで音読をきっちりやることで、リスニング対策にもなります。

過去問
なんといっても過去問です。

ある程度の文法、精読、速読をみにつければ、あとは過去問演習をするのみですが、実力のつく正しい直し通りに勉強して、しっかりと実力を養成していって欲しいですね。
英作は以下の動画をみて添削をガンガンやってください。
課題文英作
要約英作
リスニングは毎日10分〜15分過去問のシャドウイングをして、英語の聞き取りを英検に合わせていきましょう。
シャドウイングのポイントは以下です。
面接はリアルの面接練習も大事ですが
を利用して、面接の流れをおさえ、 原稿を作っていきましょう。原稿は以下の要領でかけばOKです。
原稿がすらすらかければ、面接も割とすらすら喋れるようになります。
上記の勉強を3級合格レベルから3ヶ月ほどやれば準2級合格に近づくことができると思います。
解いた過去問は誰かにみてもらって、ちゃんと直せてるかどうかを確認してもらったほうがいいですね!











