質問力って何?
〜「自分がわからない」を言語化する力〜
勉強でも仕事でも、「わからないことをそのままにしない」ことはとても大切です。
では、どうすれば「わからないこと」をクリアにできるのでしょうか?
その鍵になるのが 「質問力」 と塾長は考えます。
質問力=自分がわからないところを的確に質問できる力
質問力とは、単に何でも聞く力ではありません。
「自分がどこまで理解できていて、どこからが理解できていないのか」を整理し、それを他者に伝えられる力。
これが本当の意味での“質問力”です。
例えば、「この問題がわかりません」とだけ言うのではなく、
「問題文の意味は理解できたけれど、どの公式を使ってよいかがわからない」
というように、
自分の“わからない場所”をピンポイントで言語化する。
これができると、質問された側も的確に助けることができ、学びのスピードが格段に上がります。
質問力は、受験勉強でも武器になる
受験勉強は、限られた時間で効率よく力を伸ばしていく必要があります。
だからこそ、「何ができていて、何ができていないか」を自覚し、それをもとに質問できることが強みになります。
実際、成績が伸びる生徒ほど「自分の理解度を客観視する力」が高い傾向にあります。
自分の理解度を分析できると、自然と質問内容も具体的になります。
結果として、先生や参考書の力を最大限に活かせるようになるのです。
質問力は一生使えるスキル
質問力は、決して受験のためだけのスキルではありません。
大学進学後の学び、就職後の仕事、人との関係の中でも、「自分の理解を深める手段」として活躍します。
「わからない」と感じたときに、自分自身の中で一度立ち止まり、
「何が」「なぜ」「どこからわからないのか」を整理してみる。
この習慣が、あなたの思考力を鍛え、学びを深める最大の武器になります。
最後に
「質問するのは恥ずかしい」と思う必要はありません。
むしろ、“よい質問”をするためには、自分と真剣に向き合っている証拠です。
自分がわからないところをしっかりと見極め質問をする。
そして、その過程でわからないと思ったことが、わかってきたりすることも多々あります。
「質問力」を意識しながら、日々の学びに取り組んでみてください。
小さな「わからない」を言語化する力が、大きな成長へとつながっていきます。