【教材選びの落とし穴】正しい教材を選ばないと、努力が無駄になることもあります
皆さんは、「どの教材を使うか」が学力を伸ばすうえでどれほど大切かご存じでしょうか?
世の中には、たくさんの数学の教科書、参考書、問題集があります。白チャート、青チャート、フォーカスゴールド、ニューアクション、スタディサプリ、映像授業付きの教材など……。どれも有名で、どれも「よさそう」に見えます。
でも実は、これらの教材には、それぞれ対応できる学力層=『守備範囲』があります。
たとえば、偏差値55前後の生徒が「青チャート」や「フォーカスゴールド」から学習を始めた場合、内容が高度すぎて定着せず、途中で挫折してしまうことも多いのです。逆に、偏差値65以上の生徒が簡単すぎる教材を使っていては、貴重な時間を無駄にすることになりかねません。
教材にも「適材適所」がある
塾では、教材の「難易度」と「解説の詳しさ」「演習量」などを総合的に判断して提案するようにしています。
またその使う教材の順番についても提案しています。この提案にのるかどうかはお任せしてはいますが、できれば信じてやってみたいもらいたいと思っています。
たとえるなら、野球のグローブにS・M・Lサイズがあるように、教材にもその人に合った「サイズ」があるということです。合っていない教材を使えば、うまくボール(知識や技術)をつかめません。
教材選びを間違えると…
- どこが大事かわからない
- 難しすぎて進まない
- 解説が飛びすぎてついていけない
- 解けない問題ばかりで自信を失う
- 頑張っても成果が出ず、やる気を失う
これでは、せっかくの努力が空回りです。
塾としてお約束できること
私たちは、生徒本人の実力や目標を丁寧に見極め、「いまの学力でしっかり取り組める」「やれば成果が出る」そして「めざしているところに達する事ができる」量や時間を提案しています。
難しすぎず、簡単すぎず、「ちょっと背伸びして届く」くらいのレベルの教材を選ぶことが、最も効率よく学力を伸ばす秘訣です。
最後に:親御さんへのお願い
もしお子さまが勉強法動画をみて「成績のいい友達がこの教材使ってたから…」と難しい教材に手を出そうとしていたら相談してもらいたいと思います。
「身の丈に合った教材」こそが、合格への一番の近道です。焦らず、着実に学力を積み上げていけるよう、塾とご家庭で一緒にサポートしていければと思います。